アジア海域思想文化
小島 毅 教授
Kojima, Tsuyoshi
尊厳学の確立
科学研究費補助金学術変革領域A
「尊厳学の確立:尊厳概念に基づく社会統合の学際的パラダイムの構築に向けて」A03班
アジア・イスラムなどの非欧米圏の尊厳概念史の構築
The history of the concept of dignity in the non-Western area
論文集研究成果『尊厳概念の転移』が法政大学出版局から刊行されました
本班ではこれまでに以下のように研究会を開催している。
氏名に*を付したのは班の研究分担者である。
二〇二三年
七月一日(二松学舎大学九段キャンパス)中国近代の人間論 ――「科学と人生観」論争百周年を記念して
小島毅* 唐君毅の「自作主宰」――人格尊厳の根拠として
中村元哉* 「科学と人生観」論争後の張君勱の人権思想と中華民国憲法 ――人間の尊厳の制度的基盤
牧角悦子* 周作人「人の文学」に見る中国近代知識人の「人間」観
コメント:石井 剛
九月九日(東京大学本郷キャンパス)尊厳概念史の諸問題――人間論の比較思想的検討
趙晟桓 東学の気化的人間観
馬場智一 現代フランス語圏における被造物の尊厳の思想的源泉に関する研究計画と先行研究との関連性
宇佐美公生 尊厳と権利――尊厳概念不要論を手がかりに
津田栞里 西洋の尊厳概念史に対する3つのアプローチ――尊厳概念史におけるカントの〈脱魔術化〉再考に向けて
清水正之* 日本の伝統思想をめぐって――その方法的視点
ギブソン松井佳子* 近代日本文学における人間観――私小説と尊厳をめぐる考察
菊地達也* イスラム教における人間観――カラーマと義務賦課の観点から
十二月十日(京都大学吉田南キャンパス)
東アジアの「反・東アジア的」人間観念――否定性・緩和ケア・総合的人間
カク・ミンソク 朴鍾鴻哲学における創造的人間観
土屋宣之 「揺れる情(こころ)」の緩和ケア――病棟で本居宣長を考える
小倉紀蔵* 「総合的人間」の生命感覚――ニーチェと日本群島文明的アニマシー
二〇二四年
五月十八日(日本教育会館)尊厳概念の近代日本への転移
エディ・デュフルモン 中江兆民思想における尊厳と自由・平等観――フランス共和主義の導入を中心として
前川健一* 近代仏教における縁起と尊厳
犬塚悠* 和辻哲郎における尊厳概念
商兆琦 丸山眞男の「尊厳」認識――その公私研究を手がかりに
コメント 中島隆博
五月三十一日(東京大学本郷キャンパス)
陳文松 一種〈尊嚴〉各自表述:日治中期殖民地台灣人的人格與尊嚴為何?――以《台灣民報》系列期刊之言論為中心
陳建守 戰後臺灣「尊嚴」的概念史
研究分担者
金光来
小島毅
略 歴
1975年3月 横浜市立長津田小学校卒業
1975年4月 私立麻布中学校入学
1981年3月 同 高等学校卒業
1981年4月 東京大学教養学部文科三類入学
1985年3月 同 文学部中国哲学専修課程卒業(文学士)
1987年3月 同 大学院人文科学研究科修士課程修了(中国哲学)
1987年4月 同 東洋文化研究所助手(東アジア第一部門)
1992年4月 徳島大学総合科学部講師(総合科学科)
1994年4月 同 助教授(人間社会学科)
1996年4月 東京大学大学院人文社会系研究科助教授(中国思想文化学)
2007年4月 同 准教授(中国思想文化学)
2013年4月 同 教授(中国思想文化学)
2016年6月 同 (次世代人文学開発センターに配置換え)
現在に至る
研究課題
(1) 中国における朱子学・陽明学の思想的形成と社会的展開
(2) 中国皇帝制秩序を支える王権儀礼とその理論
(3) 日本における儒教思想の流入とその社会的効果
(4)サステナイビリティと人文知
(5)尊厳学
著書・編著・監修など
論文など